東京大学前で日本茶デビュー!
ほうじ茶が主役の“入門編”日本茶カフェが東京・目黒にオープン

お店の扉を開けると、どこか懐かしいほうじ茶の香りが迎えてくれる。そこは外の喧噪から離れ、おだやかな気持ちになれる『東京和茶房(とうきょうわさぼう)』。東京では珍しい「ほうじ茶」をテーマにした日本茶カフェだ。

 

2018年8月、東京・目黒の東京大学・駒場キャンパスのすぐそば、代々木上原駅から徒歩約8分、東北沢駅から徒歩約7分ほどの場所にオープンした。
『東京和茶房』は、周辺のオフィスで働く人や近所に住む人が、お茶を求めて訪れる地域に根ざしたお店。目指すのは、日本茶カフェの入門編と言えるような誰もがお茶を気軽に楽しめるお店だという。

右がオーナーの清川惠美子さん

自家焙煎のほうじ茶メニュー


『東京和茶房』の主役であるほうじ茶は、オリジナルブレンドの茶葉を使い、焙煎機で自家焙煎しているのが特徴。その香り豊かな自家製ほうじ茶を使った、「りんごほうじ茶(期間限定)」、「ほうじ茶ソーダ」、「ほうじ茶フローズン」、「水出しほうじ茶」など、さまざまなほうじ茶メニューが並ぶ。その中でも一番人気は「ほうじ茶ラテ」だそう。ほうじ茶の香ばしさとミルクの甘さが絶妙にマッチした一杯だ。

ほうじ茶ラテ

 

「ほうじ茶には香りの成分が600種以上含まれ、焙煎した香りには気持ちをリラックスさせてくれる効果があります。ほうじ茶のそんな魅力に注目し、自家焙煎にこだわったほうじ茶が主役の店をつくりました。焙煎機で煎った茶葉の香りを楽しみながら、ゆっくりとお茶を飲んでもらいたいと思います」
そう話すのは、オーナーの清川惠美子さん。

 

自家焙煎の醍醐味を味わう

 

ほうじ茶最大の特徴である焙煎の奥深さをたっぷりと味わうには「ほうじ茶3煎飲み比べセット」がオススメ。焙煎度が異なる3種類のほうじ茶を飲み比べることができる。
浅煎りの「ライトロースト」は、煎茶の甘さとフレッシュさを残しながらも香ばしさがほどよく主張。「ミディアムロースト」は、「ライトロースト」より焙煎度を高め、甘みと香ばしさのバランスが取れた最もほうじ茶らしい味わい。深煎りの「ディープロースト」は、焙煎度を最も高めることで、香ばしさと深いコクが際立ち、コーヒー感覚で味わうことができる。

ほうじ茶3煎飲み比べセット

店頭の焙煎機でほうじ茶を作っているのは、清川さんの姪である西本絵美さん。西本さんは、元々はデザインの仕事をしていたが、現在は清川さんと一緒にお店を切り盛りしている。オープンに当たって焙煎の練習を重ね、今では焙煎のほとんどを任されているという。

ほうじ茶を焙煎する西本さん

 

日本茶入門編のお店を目指して

 

『東京和茶房』では、ほうじ茶以外にも、煎茶、和紅茶(国産紅茶)、国産烏龍茶など、清川さんが日本各地から仕入れた豊富な日本茶が揃う。そのお茶のすべてに生産者に対する清川さんの想いが詰まっている。

 

店頭で販売しているお茶は丁寧な説明が添えられている

 

前職はフードプランナーでした。カフェ、ケーキ屋、総菜屋などの新規オープンのプロデュースや、百貨店のデパ地下のディレクションなどをしてきましたが、日本茶カフェの立ち上げにも携わったことがありました。その時に、お茶屋さんが抱える後継者不足や売上不振といった悩みや課題を伺い、私にお手伝いできることは何かないだろうかと考えました。そして、行き着いたのが、誰でも気軽にお茶を楽しめる日本茶入門編と呼べるような日本茶カフェのオープンでした」と清川さん。

店内は開放的な雰囲気

焙煎機を置き、様々なほうじ茶メニューを揃え、ほうじ茶を前面に打ち出した店づくりにした理由も、日本茶入門編のお店を作ろうと思ったことにある。

 

「普段あまりお茶を飲まない方にとって、焙煎の香りが楽しめるほうじ茶は、お茶の種類の中で一番興味を持ってもらいやすい存在なのではないかと考えました。ほうじ茶をきっかけにお茶のおいしさを知ってもらい、煎茶や紅茶など様々な日本産のお茶を楽しんでもらえればと思います」と清川さん。

 

「格式にこだわらず、普段使いできる日本茶を楽しんでほしい」
清川さんがそんな願いを込めた『東京和茶房』は、これから日本茶を飲んでみたいと思う人が気軽にお茶と触れ合えるお店だ。

焙煎したてのほうじ茶

 

ほうじ茶スイーツにも注目

 

『東京和茶房』では、ほうじ茶を使った自家製のスイーツメニューも充実している。「ほうじ茶ラテプリン」、「ほうじ茶チーズクッキー」、「ほうじ茶ブラウニー」、「ほうじ茶スコーン チーズ」など、どれもほうじ茶や煎茶と一緒に味わってほしいメニュー。
また、フルーツそのままの甘みを味わうことができる『sonomama FRUIT(そのままフルーツ)』のドライフルーツも店頭で販売。無添加でフルーツ本来の自然な甘みを楽しめると人気だ。

ほうじ茶のスコーンとブラウニー

 

ほうじ茶の魅力を余すことなく届け、五感で感じることのできる日本茶の楽しみ方を提供してくれる『東京和茶房』。店内でほうじ茶の香りに包まれ、くつろぎながら一杯のお茶と向き合っていると、誰でも自然と日本茶の虜になってしまいそうだ。

 

 

店舗情報
住所 東京都目黒区駒場4-6-2 Y-5 YAMAGATAYA 1F

アクセス 代々木上原駅から徒歩約8分、東北沢駅から徒歩約7分、池ノ上駅から徒歩10分
渋谷駅から東急バス(渋55)に乗り、バス停「駒場リサーチキャンパス」下車で約11分
営業時間 11:00~19:00(L.O18:30)
電話番号 03-6407-0622
定休日 月曜
https://www.tokyowasabo.com/

Editor

  • おおいし ゆりな
  • おおいし ゆりな
    Yurina Ooishi

    人の”思い”を文章で伝えるライター。映画監督、俳優、スポーツを通じた国際展開をしている人物へのインタビューを中心に様々な媒体で活躍している。出身地は茶どころ静岡。お茶を飲み終わるまでが食事という家庭環境の中で育つ。最近は置物と化してる急須だが、お茶に関わる方に触れ合い、お茶を淹れる心の余裕を持ちたいと思っている。

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