日本茶アーティスト監修のお茶屋を併設!
泊まれるシアター『Theater Zzz』が東京・両国にオープン

本日やってきたのは、東京・両国。
両国といえば、両国国技館がある大相撲の聖地。隅田川に面し、下町情緒が残り、ゆるやかな時間が流れています。
その両国にお茶が楽しめるユニークな宿泊施設『Theater Zzz(シアターズィー)』が誕生しました。

都営大江戸線両国駅から徒歩で4分ほどの場所にオープン

2019年8月に開業した「シアターズィー」は、お茶・映画・旅をテーマにした“泊まれる”シアター。
男女混合ドミトリータイプのホステルとして営業し、利用者はスクリーンがあるシアター形状のエリアにテントを張って宿泊できます。

145インチの大型スクリーンを設置

そして、注目は併設されたお茶屋「CHASURU(チャスル)」。宿泊者だけでなく、誰でも利用でき、ゆっくりとお茶が楽しめ、お茶を使ったお酒やスイーツも味わえます。

お茶屋のCHASURU

こちらの施設を手がけたのは、ホテルやアパートの開発を行う蒼樹(ソーウッド)株式会社です。
同社の代表を務める一級建築士のバオ・イーシャンさんが、「シアターズィー」について教えてくれました。

 

バオさんは中国出身で、両親の仕事の関係で中学生の時に来日。大学では建築設計を専攻し、大学院に進んでからは、映画編集と建築デザインについて学んだそうです。

代表のバオ イーシャンさん

卒業後は、建築設計事務所などで働き、2018年に独立、蒼樹を立ち上げました。
無類の映画好きでもあるバオさんの経験と知識、“好き”をカタチにしたのが「シアターズィー」です。

 

 

お茶・映画・旅の要素が交錯する空間

 

「シアターズィー」のコンセプトは、「“数寄(すき)”と出会い、風景が重なる舞台」。
数寄、隙、好き…、さまざまな‟スキ”に心を寄せ、お客さん個々の風景が重なり合い、新しい物語が生まれるような舞台をつくり上げます。

 

「シアターズィーは、お茶・映画・旅の3つの要素が一つの空間でからみ合い、訪れた方が新しい発見に出会える特別な場所です。伝統と革新が交わるイーストーキョーエリアにある両国を、日本と外国の文化が触れ合うハブにしたい。『ただいま』と言いたくなるような、あたたかくて懐かしさのある空間をつくり出したい。そんな想いを形にしました」とバオさん。

 

テントに加え寝袋やマットレスも用意されています

芝生の上にはゆったりくつろげるクッションが並び、天井にはドライフラワーが飾られ、宿泊できるテントが吊るされています。
大型スクリーンでは、国内外の作品を昼夜上映。映画好きにはたまらない通な作品も取り揃えています。


「利用してくださる方のニーズに合わせて、時間によって、シーンによって、フレキシブルにどんな風にも使っていただける空間です。週末は、貸切でお泊り女子会なんてご利用も多いんです」とバオさん。

 

 

日本茶アーティストが監修した「CHASURU」

 

「シアターズィー」での非日常空間を彩るのに欠かせないのがお茶。
そのお茶に関しても空間コンセプトと同様、枠にとらわれないユニークな味わい方ができるのが大きな特徴です。

 

ここでは緑茶、紅茶、青茶(烏龍茶)の中から1種類を選び、花やフルーツを自分の体調や気分に合わせてブレンドすることができ、味だけではなく、香りや色の変化などを楽しむことができます。

カウンターで各自お好みのお茶と素材をセレクト

 

「お茶の本質である健康的な要素に加えて、私たちが提案するのはお茶が持つ多様性、調和性、芸術性です。これらが融合した、新しいお茶の楽しみ方、お茶の豊かさを発信していきたいと考えています」とバオさん。

 

一煎目は茶葉本来の味と香りを楽しみ、二煎目は花の香りを加え、三煎目はフルーツや甘味を入れてみたりと、さまざな組み合わせを楽しむことができるのが魅力です。

 

お茶メニューの開発を監修したのは日本茶アーティストの茂木雅世さん。週末にはお店に建ち、自ら接客を担当することもあるそうです。

 

 

お茶のスイーツ・食事・お酒も

 

「シアターズィー」ではオリジナルスイーツやお茶を使ったフードメニューも充実しています。
映画鑑賞のお供の定番、ポップコーンに着想を得て開発したのが「落花生香るおこしキャンディー」。アイスキャンディー風のビジュアルもキュートなスナックです。

落花生香るおこしキャンディー

朝食とランチタイムには、松ぼっくり型の青菜入り最中をトッピングした「お茶漬け」を用意。ケータリングユニット「ものがたり食堂」監修の、ほうじ茶で炊いたご飯に鶏出汁を注いでいただく滋味深い一品です。

お茶漬け

そのほか、夜は「抹茶甘酒」や「焼酎お茶割り」など、お茶にちなんだアルコールドリンクも。

抹茶甘酒

これらドリンクを片手にシアターで映画鑑賞を楽しんだり、クッションに寝そべりまったりしたり、空間を存分に使って思い思いの時間を過ごすことができます。

 

 

施設内は電源とWi-Fiも完備。ワーキングスペースとしての活用も可能で、仕事をしたり、ミーティングをしたり、という使い方も。企業のセミナーやイベントも開催されているそうです。

さらに、キッチン付きのレンタルスペースとして、料理イベントや誕生日会などでも利用できます。

 

「今後はお茶をからめたフードメニューを充実させ、お客様のニーズに合わせて進化し続けていきたいです。そして、お客様同士が交流できるコミュニティをつくっていけたらと思っています」とバオさん。

 

「シアターズィー」が目指すのは、国内外からさまざまな人が訪れ、ここで安らぎ、交流できる空間。時代やニーズに合わせて変幻自在な、時間軸×空間が交錯するコミュニティの場。これからの進化がますます楽しみです。

 

 

店舗情報
住所 東京都墨田区石原1-18-7
電話 03-6456-1435
HOSTEL チェックイン/18:0022:00、チェックアウト/10:00
CHASURU カフェ 12:0017:00/バー 19:0023:00
定休日 不定休
http://theaterzzz.com/

 

 

Editor

  • 尾崎 美鈴
  • 尾崎 美鈴
    Misuzu Ozaki

    ライター歴15年。主にグルメサイト・グルメ情報誌の仕事に携わる。国際線CAと10年に渡るバンコク暮らしの経験を生かし、国内外の食文化・食事情を取材、情報を発信中。時間を見つけてはふらりと海外を訪れ、現地の知られざる美味と美酒、珍しいお茶を発掘するのが趣味。

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