お茶尽くしのホテルで茶文化の魅力を体感!
『ホテル 1899 東京』が2018年12月1日(土)、東京・新橋にオープン!
- Text by Kazutaka Miura
お茶をテーマにしたホテル『ホテル 1899(イチハチキュウキュウ)東京』が2018年12月1日(土)、東京・新橋に開業する。運営するのは、1899年に東京・御茶ノ水で創業し、数多くの文化人に愛された老舗旅館「旅館龍名館本店」で知られる「龍名館」。
「龍名館」は、東京・水道橋の日本茶レストラン 「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU(レストラン 1899 お茶の水)」の運営も行ない、”お茶と共に過ごすゆるやかな時間”をテーマに、龍名館で親しまれてきた会席料理にお茶を取り入れ、”茶を食す”という新しい和食体験を提供してきた。
お茶の文化をホテル全体で表現
『ホテル 1899 東京』は地上9階建て、客室数は63室からなる都市型ホテル。世界的な建築デザイン会社「ゲンスラー」がデザインとブランディングを手がけ、”モダンにアレンジした茶屋体験”をコンセプトに、ホテル全体でお茶の文化を表現している。
2階のフロントは茶室をイメージ。茶釜を設置し、お茶に精通した”茶バリエ”と呼ばれるスタッフが、日本茶で宿泊客をもてなしてくれる。カウンターでゆっくりとお茶を嗜むこともでき、希望があれば抹茶も点ててくれるという。
チェックインのときからお茶に触れられるのは、とても魅力的。宿泊客は茶バリエが淹れてくれる一杯のお茶で、きっと心も身体も癒されるはずだ。
モダンな客室は茶屋をイメージ
部屋のタイプは、2名1室のダブル(18~20平米)とツインルーム(33.6平米)のみ。茶屋をイメージした個性的な4タイプのデザイナーズルームが用意される。
縁側が演出された客室もあり、茶屋の縁側のように腰をかけて、お茶を飲みながら、くつろげるようになっている。
すべての客室に、茶道具である茶筅をモチーフにした照明、茶室をイメージした丸い窓、緑茶を連想させるグリーンを基調としたカーペットやインテリアがあるなど、お茶の要素が空間の随所に散りばめられている。
アメニティもお茶尽くし
客室には、煎茶、玉露、和紅茶、番茶など10種類のお茶から日替わりで4種類のお茶が、急須と湯飲みとともに置かれ、いつでもおいしいお茶が飲める。そのほかにも緑茶成分入りのシャンプーやボディソープ、お茶の葉のイラストが刺繍されたルームウェアなどが用意されている。
寝具にもこだわり、客室に「エアウィーヴ」の高反発マットレスや「京都西川」の枕を導入。国内外へフリー通話できるスマートフォン「handy(ハンディ)を無料で設置しているのは外国人宿泊客にとってうれしいもてなしだ。
宿泊料は、1泊23,000円~45,000円。新規開業プランや早割プランもあり、通常価格よりお得に宿泊できるので、公式サイトをチェックしてみてほしい。
1階はお茶がテーマのレストラン
1階には、日本茶がテーマのレストラン&デリカテッセン「DELI & BAR(デリ&バル)1899 東京」がオープン。「お茶ソーセージと彩り野菜のグリル」、「グリルチキンの抹茶チーズソースがけ」、「茶粥」といったお茶を使った料理やスイーツを提供する。
開業時は宿泊客向け営業のみだが、一般向けにディナータイムが2018年12月20日(木)、ランチ・カフェタイムが2019年1月16日(水)にオープンとなる。
抹茶やほうじ茶などの日本茶を使った和洋の惣菜が中心で、どれでも体に優しいヘルシーなメニューとなっている。料理はテイクアウトも可能で1品120円から提供するという。
ホテル情報
住所 東京都港区新橋6-4-1
アクセス
電車 新橋駅から徒歩9分、浜松町駅から徒歩13分、御成門駅から徒歩6分、大門駅から徒歩10分
車・タクシー 羽田空港から約20分、成田空港から約60分
電話番号 03-3432-1899
URL http://1899.jp/hotels/tokyo/