老舗茶舗「福寿園」と人気割烹「くろぎ」のコラボで誕生!
『くろぎ茶々』の鯛茶漬けと和菓子に舌鼓
- Text by Kazutaka Miura
東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」地下2階にある『くろぎ茶々』は、228年の歴史を持つ京都の老舗茶舗「福寿園」と、予約がなかなかとれないことで知られる東京・大門の割烹料理店「くろぎ」のコラボレーションによって誕生したお店。2017年4月の開業以来、こだわり抜いたお茶漬けと和菓子を求めて多くのお客さんが訪れています。

お茶漬けは江戸時代中期に庶民の間で広まって以降、日本人のソウルフードとして親しまれてきました。近頃では、街中のお店でも気軽にお茶漬けが食べられるようになり、健康的なファストフードのひとつとしても注目を集めています。
「くろぎ茶々」で提供されているお茶漬けは、ゴマだれで和えた鯛の切り身をたっぷり使った鯛茶漬け。もともと「くろぎ」で大人気メニューだった鯛茶漬けが、福寿園の日本茶によってパワーアップして登場。イートインスペースで福寿園のお茶と和菓子がセットになった「鯛茶漬コース」として味わうことができます。

「鯛茶漬コース」を注文すると、鯛茶漬けの前に出てくるのは食前茶の「水出し玉露」。一晩寝かし、玉露らしい甘みが引き立つお茶です。
鯛茶漬けに用意されるお茶は和紅茶、玄米茶の2種類。どちらか選んでお茶漬けを味わいます。季節のお茶として、深蒸し煎茶、焙じ茶が登場することもあるそうです。

和紅茶は日本で生産された紅茶のことで、年々注目度が高まっています。福寿園の和紅茶は、京都産の「こまがけ」と呼ばれる品種で、すっきりとした飲み心地で芳醇な甘みが特徴。そんな和紅茶とゴマだれで和えた鯛の相性はバッチリ。

和紅茶とゴマだれが引き立てるミルキーな風味と、鯛のさっぱり感が絶妙にマッチし、これまで味わったことのないお茶漬けに出合えます。なお、お茶漬けのお茶は単体でも飲めるのでお茶本来の味をしっかりと楽しんでみてください。

お茶漬けの後には、福寿園の抹茶と甘味を堪能。甘味は濃厚なクリームチーズに宇治抹茶の葛かんを重ねた和菓子「常葉白練」。まろやかな甘みがたまらない一品で、店頭でも購入できます。

「鯛茶漬コース」は水出し玉露、お茶漬け用のお茶、抹茶と3種類のお茶が味わえ、お茶と料理や和菓子とのマリアージュも楽しめ、お茶の様々な愉しみ方を知ることができる充実の内容となっています。木の温もりが溢れる落ち着いた空間で、ぜひ贅沢なひと時を満喫してみてください。
店舗情報
住所 : 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 地下2階
営業時間 : 10:30~20:30(イートインLO 20:00)
電場番号 : 03-6264-5754
URL https://ginza6.tokyo/shops/1002