日本茶スタンド「TEA BUCKS」が2018年4月、恵比寿にオープン!
ヘアサロンと日本茶がコラボし、新たなお茶の価値を創造
- Text by Kazutaka Miura
東京・恵比寿の閑静なエリアに2018年4月、日本茶スタンド『TEA BUCKS(ティーバックス)』がオープンした。ビルの2階には美容室「Dayt.(デイト)」が入居し、日本茶スタンドとヘアサロンが同居した、今までにはないスタイルの”お茶がある”場所だ。

オーナーは、渋谷の日本茶スタンド「GEN GEN AN」で働いていた経験もある大場正樹さん。大場さんは昔からお茶が好きで、日本文化にも興味があり、将来はお茶の店を開きたいという夢を持っていたのだという。

「GEN GEN AN」では、代表の丸若裕俊氏と、茶師の松尾俊一氏のお茶に対する情熱を目の当たりにする中で、お茶の可能性は無限大だと感じ、日本茶の世界にどんどん引き込まれていったそう。
「TEA BUCKS」で提供しているお茶は、松尾氏が手塩をかけて生み出した佐賀県嬉野産の「玉緑茶」や「釜炒り茶」をはじめ、芳醇な味わいの「レモングラスほうじ茶」や「ゆず緑茶」など、10種類ほどが揃う。また、「緑茶ハイ」や「紅ほうじアマレット」といったお茶を使ったお酒も楽しめる。

大場さんは、バックパッカーとして世界一周の旅をしていた時に、南米のペルーで、美容室「Dayt.」のオーナー・悠馬さんと出会う。
その縁がきっかけとなり、「Dayt.」の店舗オープンに合わせて、悠馬さんから「スペースがあるから何かやってみないか」と打診を受け、「TEA BUCKS」のオープンに至ったという。

「日本茶スタンドとヘアサロンが一体となった場所なので、カットしながらお茶を飲んだり、カット終わりにお茶を飲みに来てくれるお客さんもいるんです」と大場さん。
これまでありそうでなかった日本茶スタンド×ヘアサロンというコラボレーションは、この場所を訪れる人に、日本茶との新しい出合いやお茶の美味しさを自然な形で届けている。

大場さんに今後の展望について聞いてみた。
「お茶をもっとカジュアルな存在にし、生活の一部になるようにしたいと思います。バーベキューやキャンプでお茶を淹れる文化があってもいい。カルチャーを創りたいんです」と大場さん。
これまで日本茶との接点があまりなかった若い世代に向けて、自分らしいスタイルで日本茶のカルチャーを発信している大場さん。
そのチャレンジが、新たな日本茶の価値を世の中にもたらしてくれるはずだ。
店舗情報
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-12-14
営業時間 11:00〜23:00
定休日 月曜
URL https://nikusoba0141.wixsite.com/tea-bucks