秋葉原発!食のテーマパーク『日本百貨店しょくひんかん』でお茶の宝探し
- Text by Kazutaka Miura
ニュータイトル編集部のミウラです。
本日は秋葉原からお届けします。
これまで秋葉原といえば、アニメやサブカルの街という印象が強かったのですが、近頃はオフィスビルが増え、働く街としても注目を集めているようです。
変化を遂げるその秋葉原にこだわりの食品を集めた食のテーマパークとも呼べるお店があるのをご存知でしょうか。
そのお店の名は『日本百貨店しょくひんかん』。
JR秋葉原駅の電気街口から徒歩1分の高架下沿いに、2013年にオープンしました。
「日本百貨店」といえば、”ニッポンのモノヅクリとスグレモノ”をテーマに、日本全国から集めた選りすぐりの食品・伝統工芸品・雑貨を販売している人気ショップ。
上野、東京駅、吉祥寺、横浜などにお店を構え、2019年10月には日本橋のコレド室町テラスにも新店舗をオープンしました。
秋葉原にある『日本百貨店しょくひんかん』は名前の通り、食品に特化した店舗。都道府県ごとに分かれたブースに、全国から届いたありとあらゆる食品が並びます。
その店内の一角に日本茶の販売コーナーがあります。
東京ではなかなか手に入らない地方のお茶も多く、私ミウラはこのコーナーを訪れてよくお茶を購入しています。
現在、こちらの売り場を担当しているのは、日本茶インストラクターでもある佐藤さん。全国から集めた30種類ほどのお茶が並び、佐藤さんのお茶愛が詰まった温もりあふれるコーナーになっています。
売り場では、お茶の資料を使い「日本茶の種類と製法」をわかりやすく解説。煎茶やほうじ茶、烏龍茶、釜炒り茶など、資料で紹介されている11種類すべての茶種の商品を販売しています。
ここに来れば、お茶の知識がない人でも、安心して楽しくお茶を買うことができるはずです。
滋賀・かたぎ古香園の朝宮紅茶「紫香楽」、宮崎・亀長茶園の釜炒り茶「雲海茶」、静岡・岡部茶の「有機玉露」、宮崎・豊緑園の「満月茶」など、個性豊かなお茶が売られています。
また、店頭では日替わりで佐藤さんオススメのお茶の試飲もできます。
この日、試飲ブースで提供されていたのは人気の「琥珀茶」。紅茶や烏龍茶、ほうじ茶のようで、そのどれでもない不思議なお茶です。
日本茶コーナー以外でも、店内では各県のブースでさまざまなお茶を販売しています。
滋賀県のブースでは知る人ぞ知る、滋賀の「政所茶」を発見。武将・石田三成が豊臣秀吉に飲ませて出世を掴んだとも言われている銘茶です。
古くから滋賀で親しまれてきた「赤ちゃん番茶」。釜で炒って特殊な製法で仕上げています。小さな子供からお年寄りまで誰でも安心して飲めると人気のお茶です。
徳島県のブースでは、全国的にも珍しい発酵茶の「阿波晩茶」を販売。発酵茶ならではのほのかな酸味と、カフェインが少ないのが特徴です。
静岡県のブースでは「まちこ」という桜の香りがする煎茶を販売。そのほかにも静岡県内のお茶が数多く並んでいます。
店内ではこのほかにも長崎、鹿児島、岡山、島根、岐阜など、ここで紹介しきれないほど多くのお茶を販売。お茶の種類も煎茶や紅茶から健康茶までさまざまです。
「お茶が欲しいな」と思ったら、ぜひ『日本百貨店しょくひんかん』に足を運んでみてください。
”お茶の宝探し”のような感覚で楽しく買い物ができるはずです。
店舗情報
住所 東京都千代田区神田練塀町8-2 CHABARA(ちゃばら)内
電話 03-3258-0051
営業時間 11:00~20:00
定休日 元日、 6月の第一水曜日、 11月の第一水曜日
https://syokuhinkan.nippon-dept.jp/