自然に囲まれ愉しむお茶の時間
熱海の温泉宿「SOKI ATAMI」でありのままの自分を取り戻す
- Text byKazutaka Miura
2020年11月、熱海に誕生した温泉宿「SOKI ATAMI(ソキ アタミ)」。
熱海の奥座敷と呼ばれる豊かな緑に囲まれた場所にあります。
名称の「SOKI」とは、素の器に由来。その土地のありのままの自然や食材、素材を堪能できる場所を意味しています。
そんな「SOKI ATAMI」では客室、お食事処、茶寮でこだわりのお茶を堪能できます。

館内はレセプション棟と客室棟、里庭を併設したレストラン棟から構成されています。
天然素材の温もりに包まれ穏やかなお茶時間
客室は「素空間」をテーマに天然素材のみを使用した温もりある空間が広がります。
熱海湾が眺める部屋や緑が望める部屋など10タイプ全54室があり、全室に温泉を備えています。

日々の慌ただしさを忘れ、あるがままの自分に向き合い、ゆっくりと過ごすことができます。

客室には、こだわりのアメニティとともに煎茶と季節のお茶の2種類のお茶を設置。季節のお茶は、春夏秋冬のシーズンごとに切り替わり、旬の素材をブレンドしたお茶が楽しめます。
客室をはじめ、ダイニングや茶寮で提供される日本茶の多くは静岡の茶問屋「カネカ北川製茶」が手がけています。
熱海の美しい自然を眺めながら愉しむ、穏やかなお茶の時間は、日々の疲れをそっと癒してくれるはずです。
海の眺望とお茶のマリアージュ
最上階には熱海湾が一望できる茶寮があります。
ここでは自然治癒力を高める効果が期待できる和漢茶が味わえます。
和漢茶メニューは「免疫力を高める和漢茶」や「リフレッシュする時の和漢茶」など3種類。メニューは季節によって変わります。
静岡県産の煎茶、玄米茶、和紅茶の3種類の中から好きなお茶を選び、漢方専門家がセレクトした薄荷や朝鮮人参といった和漢植物をブレンドした和漢茶が楽しめます。
茶寮ではカクテルも提供しています。
メニューは和漢を取り入れた「和漢ジントニック」や「煎茶ジントニック」、熱海の特産である柑橘類の橙(だいだい)を使ったお酒など、カラダに優しいものが中心。
熱海湾を望みながら味わうお茶やお酒の味は格別です。
さらに、熱海の花火を見ながらの一杯は、忘れられない思い出になるはずです。

こだわりの食事と心地いいおもてなしも魅力
炭火の炉を構えたオープンキッチンが印象的なお食事処では、地元の漁師や農家など、顔の見える生産者から直接仕入れた旬の食材を使ったメニューが味わえます。

朝食は、東洋の自然哲学に基づいた五行説や和漢を取り入れたこだわりのメニュー。食事と合わせて抹茶入り玄米茶、抹茶入り煎茶、黒豆茶、和紅茶という4種類のお茶が楽しめるのも嬉しいところ。
館内の里庭では野菜やハーブが育てられています。滞在中は里庭を自由に散策でき、収穫体験も楽しめるそう。

「SOKI ATAMI」は接客のよさにも定評があります。
宿泊客にありのままの姿でリラックスして過ごしてもらうために、適度な距離感を保つことを心がけていると言います。
心地いいホスピタリティに包まれ、誰もがあるがままの自分になれる場所「SOKI ATAMI」。熱海旅の宿泊先にいかがですか?
住所:静岡県熱海市小嵐町4-36
電話番号:0557-82-6511
http://www.so-ki.jp/