全国の窯元や陶芸家のマグがズラリ!
原宿のど真ん中にあるマグカップ専門店「Mug pop」

有田焼、瀬戸焼、美濃焼、信楽焼、備前焼、常滑焼… 日本には、やきもの産地が古くからいくつも存在し、職人の手によって豊かな文化と歴史を育んできた。
2017年7月、東京・原宿にオープンした「Mug pop(マグポップ)」は、そんな日本各地で作られた“メイド・イン・ジャパン”のマグカップを販売する専門店だ。現在40ほどの窯元や陶芸家から直接仕入れたマグカップ、フリーカップ、湯呑み茶碗など300〜400種類の商品を展開している。

原宿・竹下通りの路地裏にあるマグポップ

店内には、独自技術の水晶彫で知られる長崎・波佐見焼の「丹心窯」、透き通るように薄く上品なカップを作る岐阜の「丸直製陶所」、水玉模様が印象的な器を生産し、お茶好きにもファンが多い愛知・常滑焼の「憲児陶苑」など、全国のそうそうたる窯元の器がズラリと並ぶ。

木の温もりが溢れる落ち着いた雰囲気の店内
ポップなデザインで人気の「憲児陶苑」のマグカップ

マグポップでは窯元だけでなく、美しい青白磁の器を作る陶芸家の我妻純さんや、栃木の益子を拠点とする陶芸家の岡本さん夫妻による人気ブランド「AGO PAIX LABO(アゴペラボ)」といった個性的な陶芸家の作品も充実。
そして、日本人、外国人問わず様々なお客さんのニーズに応えられるようにとクラシックなスタイルのものから、カジュアル、キュート、シンプル、ポップなテストのものまで、多彩なデザインのマグカップを取り揃えているのも魅力だ。

カラフルな色使いが特長の「アゴペラボ」のマグカップ
お茶の時間にオススメのマグカップも揃う

日本で珍しいマグカップ専門店のオーナーを務める塚松圭さんは、大の器好きだ。マグポップの事業を始める前はECサイトを運営する会社で食器のオンライン販売に携わり、日本製の器のすばらしさを見続けてきた。しかし、サイト上の写真と文章だけでは商品の魅力がなかなか伝わらず、オンラインでの器販売の難しさと、実際に商品を手に取ってもらえる実店舗の存在の大きさを感じていたという。
また、以前から自分がマグカップを買おうと思ったときに行きたいと思えるお店がないとも感じていた。塚松さんは、そう感じるのであれば自分でお店をつくり、世界中の人に日本の器の素晴らしさを伝えていこうと思い、マグカップ専門店のオープンに至った。

店内ではスタッフが商品について詳しく説明してくれる

マグポップは「世界中の人々が、日本各地の美しい器に出会う場を創る」をミッションに掲げる。その目標に向かって原宿という世界中から人が集まる場所を拠点に、マグカップを通して、これからも日本のやきもの文化の魅力を発信し続けていってくれるだろう。
マグカップをお探しの際は、まずマグポップへ。きっとお気に入りのアイテムが見つかるはずだ。

マグポップのポップアップストアが5月6日(日)まで東京・日本橋のコレド室町3にオープン

【店舗情報】
住所:東京都渋谷区神宮前1-8-25
営業時間:11時~19時
定休日:なし
電話番号:080-4897-3456
公式サイト:https://mug-pop.com

Editor

  • 三浦一崇
  • 三浦 一崇
    Kazutaka Miura

    NewTitleディレクター。雑誌編集者として5年、PR会社で広報マンとして3年、メディアの仕事に携わってきた経験を生かし、ジャーナリズム精神を忘れず、お茶のおもしろいことを発信中。

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